日本クルマ事情

世襲企業 大東自動車の失敗 Part 6

この記事はフィクションであり、実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 1960(昭和35)年に創立40周年を迎えてからの大東自動車は、折からのマイカーブーム爆発前夜といった、自動車産業大躍進の情勢を辰雄社長が的確に感じ取り、総合自動車メーカーへ…

世襲企業 大東自動車の失敗 Part 5

この記事はフィクションであり、実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 1960年9月30日、西ドイツはフランクフルト行のJALで羽田を飛び立った辰雄ら6人の一行は、シュツットガルトに近い、バンケル研究所に着くと、10月3日から技術提携交渉に入…

世襲企業 大東自動車の失敗 Part 4 

この記事はフィクションであり、実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 ある日の昼食、イエスマン幹部を社長室に呼んで、弁当をつつきながら辰雄は息子直治の入社問題を切り出した。 「直治には、もちろんいろいろな批判があるだろうが、いずれ大東…

世襲企業 大東自動車の失敗 Part 3 

この記事はフィクションであり、実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 息子の直治を将来の社長として大東自動車に入社させるためには、その体制固めが必要だった。辰雄は 1947(昭和22)年に起こった、直治を取締役で入れるか入れないかの騒動の際、…

世襲企業 大東自動車の失敗 Part 2

この記事はフィクションであり、実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 戦後の大東自動車の経営方針をめぐって、「3輪トラックの製造をメインにするべき」という主張をした2代目の辰雄は会社を追い出されたわけだが、結果的に3輪トラックは売れに…

世襲企業 大東自動車の失敗 Part 1

この記事はフィクションであり、実在の人物、団体などとは一切関係ありません。 大東自動車の前身は、1920(大正9)年に三沢英之助(1875−1952)が創業した大東コルク工業である。ガラス瓶の栓にするコルクである。 14歳で大阪に出て、鍛冶屋での修行で機械の製…

1965 The Mainichi Graphic

60年代から70年代初頭まで、各新聞社は毎年、新車發表の雜誌を發賣する事が恆例であつた。特に60年代は自家用自動車なんぞ夢の夢であつたために、大衆の憧れとしての側面がクルマにはあつた。 「YANASE」が「梁瀬」であつた時代。プリンス自動車を賣つてゐた…

SETAGAYA BASE 再訪 Part 2

世田谷ベース、隊長の仕事場であり、祕密基地です。 隊長は飛行機が大好きです。 此のストリームライナーはイイですね。 隊長はギブリで、茨城の新聞社のイベントにも參加してゐました。バブル崩潰の頃です。 なんとスタンゲリーニ會長の御子息も參加されて…

Coppa Di Tokyo 2012

生憎の雨の中、開催されたコッパディ東京。 場外馬劵場がある擬似伊太利空間には、馬劵場名物のハズレ馬劵廣いの浮浪者もゐない。 此處あるのは、煌びやかな自動車。群れをなして雨に濡れて佇んでおつた。 此處には、不況だ、自殺だ、生活保護なんぞと云ふ、…

Lancia Lunch 2012 ですが、日本車から。。。

TOYOTA SERA MAZDA AZ-1 SUZUKI FRONTE COUPE GX DATSUN 240 RS

リヴァイヴァル・モータリング・ジャパン in 茂原ツインサーキット

CLUB LOTUSのKさんに誘われて、千葉県は茂原市のツインサーキットでのイベントに行って来ました。 http://www.mobara-tc.com/index.html 皆さん、結構ヤル気で愛車に鞭打っておられましたよ。

2012 自動車アート7人展

有楽町の東京交通会館で昨日から開催されている「2012 自動車アート7人展」に行って来ました。 http://www.tellysworks.com/2012_7_artists/index.html 畔蒜幸雄さん 大内誠さん 佐原輝夫さん 児玉英雄さん 岡本三紀夫さん 稲垣利治さん 青戸務さん 是…

代官山 Drop In Meet

日曜日の朝7時からフランス車好きの仲間が、代官山TSUTAYAのスターバックスで雑談しながら朝の空気や雰囲気を味わう集まりに行きました。 詳しいことはコチラ↓ http://blogs.yahoo.co.jp/vivacitroen2002 外には北米仕様の280SLが展示されておりました。…

甲府市内で。。。

米軍の6輪トラックの隣にあった Ford Capri。パンナムが懐かしい。 その裏にあるお店。看板に注目。 本物のマツダCカーのカウル。。。 わかりづらい写真ですが、カバーがかかった2台は Lamborghini Silhouetteの部品取り車。 温泉の帰りに偶然見つけた鉄…

溝呂木陽 水彩展

クルマ友達の溝呂木画伯の水彩展に行ってきました。 http://www.paters.co.jp/index.html前日にはCGクラブの先輩やスロットカー仲間も来たようで、盛況のようでした。良かったですね。 模型仲間の力作も勢揃い。 溝呂木2世からは、カワイイ絵を頂きました…

小林彰太郎さんがドイツ車を所有しなかった理由

CG FESTA 2012より、元CG編集部員、吉田匠さんのポルシェ356。紺のポロシャツを着ているのが吉田さん。 小林:僕はね、余りにもフロント・エンジン時代が長かったから、911やミドエンジン車には抵抗あるんですね。特にミドエンジンでは914/6に乗っ…

LOTUS EUROPA

この個体は、カーグラフィック誌にとっては、いわく付きの車両である。 66年頃、小林さんは欧州の自動車雑誌のように計測機器による性能テスト記事を日本でもできないかと模索していた。英国の老舗自動車雑誌である‘AUTO CAR’に手紙を送りテスト方法や機械の…

HONDA S600

4cyl DOHC 606cc 57hp/8500rpm MAX 145km/h. 1964年のある晩、小林彰太郎さんはベッドの中で「ホンダF1のデビュー戦をこの目で見て、自分で取材しよう。そのためにヨーロッパにホンダS600を持ち込んでやろう」と決意した。翌日、すぐに家を建てる予定で…

Mercedes-benz 600 limousine

90度 V8 SOHC 6329cc 250hp/4000rpm MAX 205km/h 東京〜大阪間の東名高速道路*1が全線開通したのが 1969年5月のことである。カーグラフィック誌は 1971年3月号にて大阪まで Rolls-Royce Silver Shadowに乗って古いロールスを探訪するという贅沢な記事を掲…

Mercedes-Benz 300SL

M198 6cyl SOHC 2996cc 215ps / 5,800rpm Mr. Shotaro Kobayashi is a person who in the Japanese automotive journalist, wrote an article that clearly involve criticism of the first time. He is a Japanese automotive journalists who wrote the te…

CG FESTA 2012

CG is an abbreviation of "CAR GRAPHIC" Japanese car magazine. It was first published in 1962. Event "CG FESTA 2012" 50th anniversary was held today. It was a "Mercedes-Benz 300SL" highlight article of the first issue. 展示車から極端な2台…

ヒッチコック マガジン 1961年7月号 自動車特集

ヒッチコック マガジンは寶石社から1959年から1963年まで、二册の増刊を含めて全50號が發行された海外ミステリー專門誌である。 然し乍ら、編輯長の中原弓彦(後の小説家、小林信彦)の趣味嗜好もあつて、映畫やパロディのページが多く、其のレイアウトやイ…

1931(昭和6)年の自動車雑誌 モーター

ミッドナイトTTDにてお披露目された、CG大谷記者のお宝(昨日のスピードライフも)。 表紙を見れば、大正2年創刊とあるのだから驚いた。小林彰太郎さんも、この雑誌の事は知らなかったらしい。 下の写真は、あのカラツィオラがミッレ・ミリアで優勝した時の…

早すぎた自動車雑誌 『スピードライフ』  Automobile magazine "Speed ​​Life"

今年、創業100年を迎えた誠文堂新光社が、1953年3月に発行した自動車雑誌。 1953年と言えば、国産乗用車はあったにはあったのだが、タクシー営業者用といったもので、取り敢えず走りますという代物であった。 未だに10%以下のシェアである輸入車である…

French-French-Makuhari

フランス車に乗ってイオン幕張店に集まり、仲間と集う、買い物を楽しむという緩い集まりに参加しました。自分はCXに御乗りのOさんに乗せてもらって会場へ。 http://blogs.yahoo.co.jp/citroen6888/63774828.html

第1回 AAF 作品展

先週の土曜日にBobさんと行ってきました。 素晴らしい作品ばかりなんで是非お出かけしてみてはいかがでしょう。 25日の月曜日までやってますが、日曜日は休館なんでお間違えなく。 http://www.tellysworks.com/2012aaf_show/index.html

ミッドナイト TTD 代官山 TSUTAYA   写真集 「スポーツカー」 から

5/31に行われたCGクラブのTTD(Tea Talk & Drive)というフランクなイベント。CGクラブ員として参加しましたが、感動のひと時がありました。 小林彰太郎さんと極短い時間でしたがお話させていただき、高島鎮雄さんとの共著「スポーツカー」にサイン…

世田谷 砧でフランス車三昧

昨日は、環八お茶會と云ふシトロエンの集まりに行つてきました。クルマ仲間が多數來てゐましたね。O畫伯にYモリさん、Sバさん、KENさん、くらつちよさん。何故か夜に集まると云ふのがシトロエンらしいところでせうか? おかげで、まともな冩眞は撮れま…

雑誌「POPEYE」から、1982年の日本輸入車事情

16歳から大學生の頃まで讀みふけつた雜誌である。 「Magazine for City Boys」と云ふサブタイトルもチト恥づかしいが、いまのやうにインターネットなんぞ夢の時代、「POPEYE」から得た情報量は凄まじいものがあつた。 『氣分は○○』、『スグレモノ』、『○○大…

ABARTH DAYS  FIAT ABARTH 124 Spider Rally Stradale 

今囘良かつたのは、FBで知人と成つたSさんにお會ひできた事でした。 1972年、ABARTHを買収した FIATが最初に出したのが WRCで勝つために生み出された FIAT ABARTH 124 Spider Rallyである。これは1000台ほどが生産されたストラダーレ。 アバルトの Mario …