2010-01-01から1年間の記事一覧
7月は18年ぶりにイタリアに旅行した。同行した皆さん楽しい方ばかりで、あっという間の旅であった。一泊目は NOLI というモナコに近い夏のリゾート地。宿の目の前がビーチで泳げるようになっている。ちょうど街のお祭りで真夜中まで外では大騒ぎだった。
今年1年のクルマ三昧を振り返ってみるなり。
確かにデザインは良かったのだが、サーキットを走るとRRのコンテッサ1300は900と同様に馬脚をあらわすのだった。
水冷直列4気筒 OHV 1251cc 65ps/5500rpm RR 最高速度145㎞/hセダン同様にミケロッティによるデザイン。2+2の4人乗りとし、ルーフを低くしてクーペに仕立てたもの。 そのボディの美しさは他の日本車と比べて抜きん出ていた。外国でもデザインの評価は…
水冷直列4気筒 OHV 1251cc 55ps/5000rpm RR 最高速度130㎞/hコンテッサ900の上級車として開発されたクルマ。デザインはコンテッサ900スプリントと同様にミケロッティによるもの。フロントマスクは同時期にミケロッティがデザインした Triumph 2000 …
1962年のトリノショーにて発表された、日本車史上希にみる傑作デザインのGTクーペ。それもそのはず、デザインとボディの制作はミケロッティ。コンテッサ900のシャシーとエンジンを使用している。日本では1963年の東京モーターショーにて発表された。 奥…
記念すべき第1回日本グランプリにて日野コンテッサのGTレース結果は以下の通りだ。GTレース(1300cc以下)13ラップ 平均速度78.05 km 1位 井口のぼる DKW 46分09秒9 101.445km / h 2位 立原義次 コンテッサ 46分20秒7 101.151km / h 3位 吉田土岐…
水冷直列4気筒 OHV 893cc 35ps/5000rpm RR 最高速度110㎞/h1961年デビュー、日野が独自開発した初の乗用車である。基本的には日野ルノー4CVと同じRRである。開発途中にはFF方式を模索したが、FF商用車コンマースの失敗により見送られた。 ボデ…
強制空冷2サイクル単気筒 285cc 12ps/4400rpm 最高速度70㎞/h1950年〜60年の初頭まで日本では3輪車が主流だった。所謂オート3輪というやつである。日野は1958年から、三井精機工業が製造していた小型3輪トラックや軽3輪トラックを販売していた。 展示…
日野コンマース 水冷直列4気筒 OHV 836cc 28ps/4600rpm FF 最高速度82㎞/h1960年デビュー、日本初の前輪駆動商用車としてもっと誇りをもってよいと思うのだが、日野オートプラザの展示は素っ気なかった。 それもそのはず、僅か2年、2,344台で生産を打ち切…
日野オートプラザに展示されているもう1台の日野ルノー。この色は昨日紹介した黒よりも雰囲気がある。残念ながら年式は不明だ。
1937年、東京瓦斯電気工業は石川島造船所と共同出資で東京自動車工業を設立、これが戦後“いすゞ”と“日野”に分離することになる。航空機部門は航研機以降に練習機用のエンジンを生産しただけに終わり、1939年に日立航空機として分離している。日野自動車とな…
全幅 28.00m 全長 15.06m 全高 3.84m エンジン 川崎特殊液冷 700ps/1800rpm 巡航速度240㎞/h(飛行高度1000m) 総重量 9000㎏(乗員3名、食料、装備、燃料、オイル含む) 機体は長距離飛行世界記録挑戦時、不時着した際に発見し易いように両翼が赤く塗ら…
ロ式八〇馬力発動機 10,900㏄ 93ps/1200rpmTGE型トラックの試作が完成した1917年、ガスデンは陸軍の指示によりフランスのル・ローン 空冷星型回転式航空エンジンを40基制作し納入、1922年まで月産15基程度を生産していた。 エンジン自体がプロペラと一体で回…
三河自動車の軍門に成り下がり、トラックとバスのみを造る日野自動車であるが、嘗てはルノー4CVのノックダウン生産に始まり、乗用車も製造していたメーカーだ。戦前は航空機のエンジンも製造していた。八王子にある日野オートプラザは貴重な日野自動車の車両…
Pioneer から待望の 1968, DODGE CHARGER R/T 440 が発売された。 ところがクルマの出来に少々疑問が。 上が、 Pioneer 下が Scalextric。 明らかに Pioneer はAピラーが立っていて、格好が悪い。細部のディティールが細かく再現されているのに肝心なフォル…
カーナンバー4、ドライバー Barnato & Rubin により、1928年のル・マンの優勝車となった。この年、ベントレーは3台の 4,1/2 Litre を投入。最終ラップでウォーターホースが抜けるというアクシデントにも関わらず2位に僅差でゴールしている。 クルマは3リ…
水冷直列4気筒 OHC 2996cc 70ps/3500rpm 最高速度129㎞/h1919年のロンドン・モーターショーでエンジン未搭載のまま発表された。エンジンが完成したのが1921年で、顧客に渡すまでに2年もかかっている。1929年まで造られ、総生産台数は1622台。 1気筒あたり4…
神宮外苑のイベントに出場していた Bentley 6,1/2Litre Speed Six に魅了されて、コレクションを展示している“WAKUI MUSEUM”を訪れた。http://www.wakuimuseum.com/展示されているロールスロイスやベントレーの放つ桃源郷のような世界は、阿片のような怪しい…
“2001年宇宙の旅 モノリスの前で” 今年の7月の古い話で恐縮だが、ランボルギーニ本社での写真も紹介しよう。個人的にはレーシングヒストリーの無いスポーツカーのメーカーにはあまり興味が無いので、自分の中でのランボルギーニの位置は微妙な存在だ。 …
LOLA T70 Revell今日は走り納めでした。来年は1月8日が走り初めとなります。最近、セカイモンで落としたスロットカーに問題がぁ……。
1967年の住居表示実施により東京から歴史ある町名が無くなって大そうな年月が経ってしまった。 赤坂の溜池と言えば、戦前から戦後にかけて輸入車のディーラーがひしめく町として有名な場所であった。 1925(大正14)年もの昔に溜池にあった輸入車ディーラーは…
岩波写眞文庫『自動車の話』1953年9月30日発行のこの本、定価は100円とある。ラーメンが35円、国鉄の1区間が10円の時代だ。 表紙の写真の道路標識が英語表記になっていることに注意。日本はこの2年前に“日本国との平和条約”にて主権を回復したばかりであっ…
69年前の昨日、日本はアメリカ合衆国のハワイ真珠湾に停泊中の太平洋艦隊を攻撃、日本で言うところの大東亜戦争(Greate East Asia WAR)が始まった日だ。欧米の植民地となっていたアジアの解放を大義名分として後付けした戦争であった。 日本は300万人もの…
水冷直列4気筒 1871cc SOHC 112ps/8200rpm 最高速度179㎞/h 3速AT正確には Audi NSU Auto Union AG と名のっていた頃のアウディ。ドイツ車にしては洒落たボディ・デザインは Pietro Frua が関与しているという記述もあるが定かではない。開発には Ludwig Kr…
水冷直列4気筒 OHV 988cc 34ps/4400rpm 戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の命により自動車の生産を制限されていた日産。1949年にその禁は解除されたが、技術的な遅れはどうしようもなく、日野がルノーをいすゞがヒルマンをライセンス生産するのに倣い…
直列6気筒 SOHC 6597cc 199.9ps/3500rpm 最高速度202.2㎞/h神宮外苑イベント、会場での人気投票では TOYOTA 2000 GT が一番に選ばれたようだが、居並ぶ中で、最高だったのは文句なくこのクルマであったはずだ。
水冷V型8気筒 OHV 7212cc 390ps/4700rpm 神宮外苑でのイベント、老紳士御二人が乗る英国高級スポーツカー。 英国製にしては格好が良いと思ったのだが、やはりデザインはイタリアの Vignale であった。エンジンは Facel Vega 同様にクライスラーのV8を3…
3月の貰い事故で塗ったバンパーの塗装手直しで、代車となった PUNTO Ⅱ 、驚くべきことに 127 以来、実に28年ぶりの自社デザイン。それは悪くないが、使い勝手に問題があった。
空冷水平対向2気筒 OHV 425cc 12ps/3500rpmもう15年も前の話だが、2CVに乗っていたことがある。80年代末期の CLUB でエンジンは602cc 29ps/5750rpmとなっていたものだ。その頃はシトロエンの虜となっていて、BX〜XMも所有していた。 シトロエンはど…