LAMBORGHINI 350 GT


“2001年宇宙の旅 モノリスの前で”


今年の7月の古い話で恐縮だが、ランボルギーニ本社での写真も紹介しよう。個人的にはレーシングヒストリーの無いスポーツカーのメーカーにはあまり興味が無いので、自分の中でのランボルギーニの位置は微妙な存在だ。
本社には博物館が併設しており、誰でも入館料を払えば見物できる。開館前から見物客で駐車場も満杯なのもフェラーリと同じだった。
入館時にはキップもぎりのお兄さんが、お釣りの勘定を間違えてひと悶着という場面もあった。


創業者の Ferruccio Lamborghini が1963年に Automobili Lamborghini SpA を設立した経緯に関しては多数の俗説が実しやかに語られているが、真偽のほどは定かではない。ただひとつ言えることは、Ferruccio は Ferrari をライバル視していたことだ。

1964年に市販開始された“350GT”の鬼才 Franco Scaglione によるアイデア・スケッチ


鬼才 Franco Scaglione による華麗なボディは市販車ではこうなってしまった。


水冷V12気筒 DOHC 320ps/7000rpm 最高速度280㎞/h

ファニーなフェイスのボディは Carrozzeria Touring によるもの。
フェラーリがいまだSOHCであった時にDOHCを採用していたのがミソ。最高速度は参考数値。