FERRARI
パドックの片隅に停められていた 250 TR。アメ車の雰囲気が濃厚なカスタムボディーだ。
GOOD WOOD FESTIVAL OF SPEED では、エントリーされたクルマを見逃さないように、詳細に分かれたクラス、カテゴリーごとの立派なブックレットが配布される。 そこにはエントリーされているのに、なんらかの理由で(たぶん故障が大半だろう)姿を見せなかったク…
1972 FERRARI 312PB 180度V12気筒 2991cc 440ps/10800rpm
1971 MARCH-COSWORTH 711 March Engineering は1969年創業。 Max Mosley, Alan Rees, Graham Coaker と Robin Herd の4人によって創設された。社名の MARCH はそれぞれの頭文字からとっている。4人はそれぞれ特異な分野の専門家であり、Max Mosley は広告…
インディー500とは、バンクのついた1周4㎞のトラックをただ猛烈にぶっ飛ばすだけのレースで、そこではハンドリング特性とか、バランスのとれたブレーキ性能とか、最高出力だけでなく加速性に優れたパワーバンドの広いエンジン特性というF1では不可欠…
1957 LOTUS-CLIMAX 12 直列4気筒 SOHC 1475cc 142ps/7200rpm
カルチェの続き、今回のテーマは“Fifties Finesse - Radical Car Couture”。50年代に於いて革新的な装いを身に纏ったスポーツカーたち。 1953 Siata 400F Siata(Societa Italiana Auto Trasformazioni Accessori)は1920年代の創業で、フィアットのチューニン…
本日行われたイタリア車のイベント、アズーリ。タイムラリーの県道だったろうか?背後から迫るディーノに追いかけられるのが嬉しかったりする(笑)。至福の時間だ。休眠状態だった日本のディーノ・クラブが活動を再会。現在、80名の会員を数えるという。
フィオラノで Ferrari 458 Italy を笑いながら操るアロンソ。室内に高鳴るV8の刺激的なサウンドは“もっと踏め もっと踏め”と誘惑する。 これは麻薬だ。途方もない魅力的な衝撃を大脳に与える。
いつもフェラーリの新型が出ると思うのだが、このエンジン音だけでも買う価値があるってこと。 もちろん、スペックも凄いのだけど、クルマって数値では表せない部分の五感に訴える性能ってのが大事だよなぁ、とつくづく思うのさ。
ローダーによって運ばれているフェラーリ599GTBの持ち主は、誰あろうチュニジアの前大統領ベン・アリ。 23年にも及ぶ独裁体制で貧困と汚職が進んだ。貧しいチュニジアの国民の血税がフェラーリになっていたのだ。 北の国の独裁者だってメルセデス・…
430 Scuderia をベースに作られた Ferrari P4/5 Competition 。Nürburgring24出場に向けて初めてのテストが行なわれた。オーナーである James Glickenhaus はFaceBookにて、「運転がしやすく、操作は軽くてダイレクトだ」と発言している。 ドライバーには …
まさに咆哮炸裂という表現が似合うサウンド。 男なら一度はそのステアリングを握ってみたいものだ。
“古い魚雷艇を改造して、豪華なマホガニーを敷き詰めた Gianni のプレジャー・ボート” 現会長の Sergio Marchionne 氏が改革するまで、過去イタリアでは、フィアット・グループとまったく関係なく生活している人はほとんどいなかった。自動車、バス、トラッ…
今年で50回を迎えた記念すべき模型ショーらしいが、こんなのばっかりだと古くからの兵器マニアとしては困惑してしまう。 それも飛行機模型の老舗ハセガワからの発売ときたものだから、なおさら落胆してしまう。 これも草食系ってことなのだろうか? こうい…
スタンゲリーニのクルマも素晴らしいが、またそのクルマ・コレクションもイイっ。その前に紹介漏れした展示車を……。 “1950, 1100 Bialbero” 直列4気筒 DOHC 85ps/7000rpm
独裁者ムッソリーニが民衆によって葬られ、イタリアに平和な世界がもどってくると、ヴィットリオはふたたび高性能車のビジネスに力を入れ、スタンゲリーニのレーシングカー開発部門、 “Officine Stanguellini Trasformazione Auto Sport e Corsa” をマセラテ…
スタンゲリーニ家の商売の始まりは、今から131年前の1879年にさかのぼる。チェルソ・スタンゲリーニ“Celso Stanguellini”は今日でも応用されているオーケストラのティンパニーの音を機械的に変える発明で事業を成した。そののち彼の興味は楽器から機械へ、そ…
“1967 350 Can-Am”V12 DOHC 4176cc 480ps/8500rpm 最高速315㎞/hCan-Amという排気量無制限2座のプロトタイプによるキチガイ沙汰のようなレース*1向けに、北米市場で世界一フェラーリを売っていたルイジ・キネッティの出場要請があり、フェラーリがシブシブ…
“1954 375 Plus”V12 SOHC 4954cc 344ps/6000rpm 最高速280㎞/hエンジンはアウレリオ・ランプレディが設計した“375 F1”に搭載されたもの。美しいボディはピニン・ファリーナ。大容量の燃料タンクとド・ディオン・アクスルを収めるためにトランクに設けられた…
“1959 246 F1” V6 DOHC 2417cc 280ps/8500rpm 最高速280㎞/h前回の記事でも述べたが、フィアットの経済的支援でフェラーリがランチアのF1チームを受け入れた時、“D50”を設計したヴィットリオ・ヤーノも移籍してきた。 ヤーノは戦前にエンツォの勧めでフ…
“1952 500 F2”直列4気筒 DOHC 1984cc 185ps/7500rpm 最高速260㎞/h1952年のF1グランプリは、アルファ・ロメオやBRMの撤退によって参加台数が危惧され、臨時措置として排気量2リッターのF2フォーミュラーで行なわれることとなった。ランプレディはそ…
エンツォ・フェラーリという人物は晩年、いつもサングラスをかけていた。歳をとって目が弱くなったのかもしれないが、契約したGPドライバーに“勝つ”ためのプレッシャーを与えるために都合が良かった、ということなのだろう。目線がわからないので何を考え…
“1950 375 F1”60°V12気筒 SOHC 4493cc 350ps/7000rpm 最高速320㎞/h1951年7月14日、イギリスはシルバーストーン・サーキットにて、このフェラーリはF1世界選手権での初勝利をもたらし、それまですべてのF1レースを制していたアルファ・ロメオ“Tipo159”ア…
“1947 125S” V12気筒 SOHC 1497cc 120ps/6900rpm 最高速155㎞/h NHK−BSのドーモくんのような顔にみえるが、実質的に第1号フェラーリとなったクルマだ。しかし、本当はこの前に“AUTO AVIO COSTRUZIONI”というクルマがあった。1940年に作られたフェラーリの名…
長かった“Museo Alfa Romeo”の次は、スポーツカーの聖地であるところのモデナ。 まずは“GALLERIA FERRARI”を…。写真はフェラーリ本社の有名な正門ゲートです。ちょうどお昼時で、工員のオネーサンたち(チト肥えております)が見えますねぇ。作業着の赤いツナ…
今回訪問したのは、正確には“STILE BERTONE”。ベルトーネ・グループのデザイン部門を受け持つ会社。ヌッチオ・ベルトーネが亡くなった後に母と次女の骨肉の争いがあり、娘が率いていた会社。現在は彼女は去り、母親の会社の傘下になったとか。