GALLERIA FERRARI その3 フェラーリと小沢一郎

エンツォ・フェラーリという人物は晩年、いつもサングラスをかけていた。歳をとって目が弱くなったのかもしれないが、契約したGPドライバーに“勝つ”ためのプレッシャーを与えるために都合が良かった、ということなのだろう。目線がわからないので何を考えているかわからない。相手に畏怖の感覚をもたらし、フェラーリの神話が自動的にでき上がる。
何となくエンツォは自動車界の小沢一郎という気がしている。深い霧が立ち込めて見えないような雰囲気がある。

もし小沢首相が実現したらエンツォのようなサングラスをかけると良いだろう。
世論調査と言うデタラメ*1では人気が無いようだが、何となく小沢一郎という人物はボルサリーノにチョーク・ストライプでWの6つボタン、サイドベントのクラシコ・スーツという格好が似合うので、是非支持率回復のためにも着たらいいと思う。もちろん葉巻を燻らせてだ。
そうすれば、この国の検察や外務省の歪んだエリート達も震えあがり言う事を聞くだろうか……。
公用車は、醜いトヨタ・センチュリーなんぞやめて、マセラティーのクワトロポルテにしてもらいたいものだ。
願わくば、小沢の傍にはムネオがトンプソン・マシンガンを胸に抱えて立っていれば相当絵になるきがするのだが……。



コメンダトーレと称されたワンマン社長エンツォの執務室を再現したもの。
机の上の地球儀に注目されたい。孤独な独裁者エンツォは地球儀を回しながら何を想っていたのか。
きっと、世界を駆け巡るF1グランプリのサーキットを確認しながら、フェラーリの名声に群がる世界中の億万長者を手玉にとり、そこからかき集めたカネを元手に、次のGPマシーンのアイデアを夢想していたに違いない。

*1:日曜の午後に自宅にいるような暇人、しかも固定電話というのだから年寄りばかり。意図的なフィルターだ。