Catalogo Mondiale dell' Automobile 1965


ストレスのたまる國會傍聽から、神保町に流れて偶然見つけた此の本。奇蹟的にシミもなく破れも折もない美本が3,000圓でお釣りがでると云ふ破格値で無造作に竝べられてをりました。迷はず買ひましたが、かう云ふ本がもう賣れるものではない、と云ふ悲しい自動車書籍の現状なのでせう。

内容は素晴らしいもので、1965年に販賣されてゐた世界各國のクルマがほぼ全部網羅された豪華本。總頁數は588頁とボリュウムもたつぷりな内容。其の中から少しづつ内容を紹介しませう。

Carrozzieriから。








Ferrari 275 B Berlinetta 2 Porte




Ferrari 250 Berlinetta Le Mans




Fiat Abarth 1000 Spider Speciale 2 Posti




Mercedes 230 SL Coupe Speciale

Automobile Year


1954年から出版されているフランスの出版社が発行する自動車の年鑑である。その内容は新車からショーカー、モータースポーツから自動車文化まで多岐にわたる権威ある本です。
その貴重なバックナンバーを E49FXN氏に見せて頂いた。素晴らしい内容で舞い上がりました。
上の写真は57年ですが、表紙はすべてガスタービン車であることに注意。上からフィアットルノー、そしてGM?




フィアットは毎号見開きのカラー全面広告。自信がみなぎっている写真。景気良さそうです♪


左上の奇妙なクルマは鬼才コスティンによるマセラティ


1957年の BMW502 V8。BMWに、こんな古めかしいクルマしかなかったのは意外。すでに55年には未来から来た宇宙船 CITROEN DSが登場しています。



この見慣れないアルファは、カロッツェリア・ボアーノの作品。ディスコ・ボランテの流れでしょうかね。





Borgwardを知っている人は、かなりのエンスーですな。61年に廃業した西ドイツの自動車メーカー。


Alfa Romeo-Abarth 1100. Record-Breaker Pininfarina. 1957.


まだ AUTO UNIONが生き残っていた時代。あまりにも戦前のナチスの印象が大きくて……。

私の好きな TopGear's CRAZY CARs

当無礼ログを御読みの方ならご存知だと思うが、イギリス国営放送の人気番組トップギアは欧州はもちろんのこと中東でも人気のクルマ馬鹿TV番組である。
番組では司会の3人が、とんでもないクルマを作り走らせるのが人気の要因ともなっている。
以下に紹介するクルマは数々のキ○ガイ車の中から、特に自分が注目したクルマである。




British Double Decker Car
ロンドンの風物である2階建てバスに敬意を払い、宿敵ドイツとの戦いを繰り広げた迷車である。



MGF LIMO


FIAT PANDA LIMO

貴族の国、英国らしい独創的なリムジンの対決。



HAMMERHEAD EAGLEi-THRUST
これは、高額な電気自動車に嫌気がさしていた彼らが造ったオリジナルの電気自動車。これを英国で最も古い権威ある自動車雑誌の“AUTO CAR”が真剣にテストしているのだから面白い。もちろん彼らの雑誌にそのテスト結果が掲載された。
それにしても、こんなブリキ細工のクルマでもナンバーを取得して公道を走れるというのは、流石 KIT CARの盛んな英国らしいところだ。



こんな面白い番組、NHKでもやれないものか?
このようなぶっ飛んだ爆笑クルマ番組があれば、すこしは若者のクルマ離れ解消にも貢献できる……気がするのだが。

余談だが、いいかげん、あのツマラナイC○TVはやめてもらいたい。バブル時代の映像の使い回しが多すぎるし、企画も箱根で飛ばすだけという陳腐な内容。いつまで恥を晒すのだろうか。

the Heritage Motor Centre Motor Museum


グッドウッド・スピードの祭典の後は、the Heritage Motor Centre Motor Museumを見学した。ここは British Leylandの時代からある英国自動車産業の博物館で、現在はLand Rover社の管轄にあるようだ。
http://www.heritage-motor-centre.co.uk/

博物館の展示は興味深いもので、子供や学生も楽しく学べるものとなっている。こういところは流石、世界中の財宝美術品を略奪して大英博物館を作った英国ならではのもので、素晴らしいものであった。不定期で展示内容を紹介するが、今日はさわりだけに留めよう。










これが傑作だった。半マイル先から、交通取締りの警察官を発見できる魔法のメガネ!


駐車場には、英国本国でも発売前の Range Rover Evoqueが停まっていた。

Bonhams FESTIVAL OF SPEED SALE part1

 80年代の我が国に大手商社までが立ち上げたクルマのオークション事業。その後、バブル経済の崩壊とともに急速に終焉、霧散してしまった。
 しかし、欧米では、そのような需要があり、有名なオークションが多々ある。中でも創業1793年の老舗“Bonhams”は、毎年グッドウッドにてオークションを開催している。幸いにもオークション開催前であれば、£30のカタログを購入して誰でも見学ができるのだ。

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