GARAGE HOUSE KUGENUMA


 昨日、ガレージ・ハウス・クゲヌマに初訪問。
敷居が高いところなのかなぁ、と勝手に思っていたのだが、電話したらオーナーT氏の御丁寧な対応に恐縮してしまった。
 駅まで迎えに来て頂いて、歩いてすぐの着いた場所は、子どもの頃に憧れた秘密基地の雰囲気を持った駄菓子屋と言うと、雰囲気はわかってもらえるだろうか。もちろん肯定的な意味である。自分はすっかり気に入ってしまった。とにかく狭いスペースに天井までびっしりと在庫が揃っているのである。新製品はもちろんのこと、ヴィンテージ物もたくさんあって目の毒であった。
 右側の部屋はカレラ製6連コース。御自身で作られたそうだ。これが充分なストレートを持ち、握りっぱなしも楽しめる本格的なコースとなっている。年間を通したレースも1/24と1/32両方ともやっているとのこと。壁にはドライバーズ・ポイントが貼ってあった。

 さて用件は、所有する古いスロットカーに合うタイアの購入である。現物を持ち込んで御見せすると、大量のストックが奥から出てきた。

 見事、持ちこんだクルマの替えのタイアが揃ったのである(プラスチック・モデルはクゲヌマさんで購入したもの)。
 早速、隣のコースで試走。特に気に入ったのは SCALEXTRIC FORD GT40 の走りが見違えたこと。グリップすることにより、マブチのFT-16の27000rpmが生かされるようになったのである。ヘタクソな自分の走りであるが、気分は Slot.it を凌駕するであった、と言えばおおげさだろうが。同じく SCALEXTRIC FORD-COBRA も別物のように走ってくれる。自宅から電車で2時間かけて来たかいがあった。

 オーナーT氏に60年代のスロットカー・ブームについてお尋ねしたら、近所の肉屋の2階にサーキットがあったとのこと。それぐらい当時の大人が熱中したのだろうと想像する。いろいろ楽しい雑談に話が弾み、あっと言う間に時間は過ぎていった。

 実は今回の訪問には上京している TOM さんにお会いできるかなと思っていたのだが、夕方に来店されるとのことで、自分は横浜に用事がある都合上、後ろ髪を引かれる思いでお店を後にしたのである。

 また行こう。

『追記』
GARAGE HOUSE KUGENUMA の連絡先は、2008年8月に発行されたNEKO MOOK『今日からはじめる スロット・レーシング』に掲載されている。