The World's Worst Cars Part3

世界の最悪クルマ、気の所為かフォードのクルマが多いような気がするが、今回は壊れにくいことだけが自慢の日本車が目白押し。


FORD SCORPIO(1994-2000)

高級車市場に送り出すクルマに対して、フォードの重役の誰がこんな“口を開けたカエル”のようなフロントマスクを許可したのだろうか。
走りは良いし装備も充実、しかもライバルよりも安い価格だったが、カエル顔のおかげで惨敗だった。カタログにある“It's another world”というキャッチコピーはカエル顔のことだったらしい。



LEXUS SC430(2001-2010)
日本の自動車雑誌はチキンだらけで、大広告主のトヨタに対し酷いとは書かないが、海外の自動車誌では“UGLY”と称される醜いクルマだ。
グーグルで“LEXUS SC430 ugly”と検索すると7190件もヒットする。
Ugly, ugly, ugly. Oh! Did I mention "ugly"?
I abhor the Lexus SC 430. It's the ugliest car on the road, bar none. It rides worse than a child's toy and it has no practical value.
Boring disfigured '02 Mercedes SLK replica.
Easily Lexus' worst car. Heavy, slow, guzzles gas, handles like a pig...
太ったブタのようなボディと小さすぎるキャビンのアンバランス……。
高級車で最も大切な趣味の良さを完璧に欠いている、見事なほどに醜いクルマ。
100歩譲って安い日本車ならと調べたら新車価格は710万円から…。
世の中に700万払えば、もっと楽しくて格好の良いクルマがあると思うのだが。



MERCEDES VANEO(2001-現在)
日本でもまず見かけない、ヨーロッパでも売れていない失敗作。
Aクラスをベースにチーズのカケラのような奇妙なボディを乗せたミニバン。ベースのAクラスは05年にモデルチェンジされたがバネオは見送られた。まさに見捨てられたクルマ。こんなの買うならルノー・カングー買った方が使い勝手がある。



MITSUBISHI CARISMA(1996-2004)
Charisma になれなかった CARISMA まさに皮肉なネーミング。日本車にありがちな没個性のデザイン、座り心地は並み以下、4気筒エンジンはうるさく、MTミッションはゴムみたいな感触で不快、運転は退屈、カリスマ性など微塵もない。同じシャーシを使ったボルボ・S40/V40*1は日本でよく見かけたが、ボルボブランドに騙されたおバカさんが多かった証拠。なんせカリスマと中身が同じで100万円も吹っかけられていたのだから驚く。



NISSAN SERENA(1992-2001)
世界一退屈なクルマ。ハンドリングは、リアアクスルビームと小さすぎるタイアのせいで身の毛もよだつもの。スタイリングは最悪、内装はシベリアの冬よりも暗く寒々しいもの。運転席の下にエンジンがあるのでフロントシートを薄っぺらに作り、なんとか天井とのスペースを稼いでいる。最悪の運転席。見かけや性能を気にしない第三世界では好評だったようだ。

*1:三菱自動車工業ボルボ・オランダ政府の合弁(当時)によるネッドカーで製造されていた。