日産追浜工場


これも風評被害といいたいのだろうが、同じ経団連で東電のお仲間であった日産に言われたくないねぇ。
元追浜工場で働いていた者として言わせてもらうが、放射能以前の問題として、アスベストの壁をそのままにして非正規労働者を働かせていた日産ってどうよ?
アスベストの破片が床を埃のように舞い上がる中でマスクもさせずに働かせていた日産ってどうよ?
非正規労働者を名前で呼ばずに「オイ、そこの21番」と番号で呼ぶ日産ってどうよ?
非正規労働者を朝礼や会議に出席させている偽装請け負いの日産ってどうよ?
都合が悪くなったら簡単に首切りの日産ってどうよ?
日産は1時間の昼休みだが、下請けは日産に間に合わせるために45分、へたしたら40分しか休憩がない。
自分はシートの組み立てとシートフレームの溶接で下請けにもいたけど、煙でモウモウとした最悪の環境でまともなマスクもしないので鼻の穴は粉じんで真っ黒、おまけに溶接工なのに目を保護するゴーグルは無し、溶接の強い光をマトモに見なければならない環境で働かせていた。危うく中指を切断しそうになった大ケガまで負っている。シートのウレタン工場なんて、フィリピン人やブラジル人労働者を使い捨ての状況。
こんな状況下で一緒に働いている自動車労連の連中は非正規労働者を救うことはなかった。同じ仕事をして低賃金で働いているのに。


こんな虐げられた人の涙や汗や怨念がキューブやノートやティーダに染みついているわけです。


昨年、フィアット工場見学して驚いたのは、派遣労働者を雇用していなかったことであり、そもそも彼らは「派遣労働者」の存在自体を知らなかったこと。何よりも労働者がノビノビと仕事をしていたことが印象に残っている。

人間を疎外する日本車の製造現場の実態。自分が日本車に乗らない大きな理由である。