FIAT 500 TwinAir 2気筒エンジンの○と×


雑誌ENGINE6月号にて、斎藤浩之氏による的確なインプレッション記事が掲載されていた。それによると…。

○GOOD
・低中速回転域でのトルクが1.2とは比較にならないほど大きい。
・ミッションのギア比が最終減速比まで含めて、エンジン特性によくマッチして作られているので、信号GPで楽にリードできる。
・1.2と比べてステアリングを含めたシャシーセッティングの煮詰め具合が素晴らしい。乗り心地が改善され、無用な動きが出ない。
・2気筒エンジンはトルクもパワーも必要十分以上で、回せばスムーズにブン回る。

×BAD
・発進時や街中の走行、あるいは一定速でのおとなしい高速巡航での2000rpm前後でアクセルONにするとステアリングに明確な振動を感じる。

日本人は世界で一番、ステアリングへの振動を気にするユーザーが多いので、国産車しか乗ったことがない御人にはお薦めしないと言うことなんだろう。しかし、クルマ好きや昔の500を知っている人には、このプルプル感が愛おしいものに感じられるらしい。

価格差20万円が大きいと感じる方は4気筒の1.2を選べばよいのだが、記事によれば、この先、500を買う人は20万円をケチることなく、ぜひともツインエアを買うことをお勧めしたいと結論付けている。乗り心地からステアリングの感触、ハンドリングまですべてが、ツインエアの方が段違いに洗練されていたというのだ。

ますます欲しくなったツインエア。正直、アバルトよりもメカニズムに興味が持てる。マジ欲しいです。