1963 Le Mans Review


特別出場が認められたローバーのガスタービン車。思いっきり不格好な英国スタイルに苦笑い。日産リーフと同様に未来が感じられませんね。



右上のヒーレーのプロトタイプも典型的な英国ゲテモノ系の姿を晒しております。かといって、イタリアも最下段右端の Ferrari 330 TRI/LMは醜悪ですね。



最上段の Maserati Tipo 151/3の醜さは、鏡で見ると己の醜さに脂汗が出てしまいそうなヒキガエルそのもの。ルーカスのインジェクションを備えたエンジンで、直線は速かったようですが、コーナーが亀のような動きだったようで。。。ギアボックスの故障で40周でリタイアの憂き目でした。
最下段の DB PANHARDに似たデザインは Auto Union GmbHチームの CD 3は DKWの2ストローク700ccエンジンを搭載。1周目でリタイアとなっております。。。



写真上段1〜2段目は LOLA GT。3段目の写真は Porsche 718/8 WRS Spyde。2リッターの排気量ながら、4リッターの Jaguar E-Type Lightweightに13ラップの差をつけて8位とは素晴らしい。最下段は左が Jaguar E-Type Lightweightのエンジン。右が Alpine M63に搭載された Renault-Gordiniチューンの 1000cc 直列4気筒エンジン。これで最高速度220km/hというのはフランスの知性を感じさせますな。



63年のル・マンの映像ですが、会場の見物客の風俗がわかって興味深い。ほとんどの客はスタートとゴールだけ見物して、あとはお祭り騒ぎで朝方までドンチャン騒ぎだというのが理解できます。