1967 4th NIPPON GRAND PRIX 公式プログラム
NISSAN R-380
第4回日本グランプリの話題は宿命の対決、日産(プリンス)ワークス R-380 VS プライベート Porsche 906との戦いであったが、日産とプリンスの合併後のレースはピット内ではギクシャクしたものが生まれていたようだ。合併により日産ワークスから干されてしまった生沢徹は見事 906で優勝する。
HINO SAMURAI
映画スター三船敏郎率いるサムライ・チームは、日野コンテッサをベースとしたピート・ブロックによるヒノ・サムライでエントリーするも車検失格となった。プライドが傷つけられた三船敏郎は激怒したがレース参加が許されることは無かった。この間の事情に関しては塩澤進午氏の著書に詳しい。驚くべきことにサムライは練習走行中にエンジンを壊し、日野ブリスカというピックアップ・トラックのエンジンに載せ換え出場しようとしていたのだ。DOHCエンジンのスペアは無かったのである。
DAIHATSU P-5
予選で基準タイムの2:20を切ることができずに敗退。本戦に出場することなく終わった。
フォーミュラー・レースは今大会から本レースに格上げされた。
Special thanks to Mr Ueno.