プラスチックのお勧め

昨日の續き。


 プラスチックと云ふ素材が玩具にも使はれるやうに成つたのは朝鮮戰爭後の時代。わが國ではブリキの玩具が60年代も主流でしたが、歐米では50年代中頃には古臭ひ素材と成つてゐたやうです。形が正確ではないし、安全性も疑問でした。獨逸の企業が率先してプラスチック玩具を廣めていつたやうです。80年代に成つて50〜60年代のプラスチック玩具が注目され收集家の熱い視線を集めた結果、價格が昂騰してゐるやうです。







 どうです、此のプロポーション。此れはブリキでは再現出來ません。SMのボンネットのワイパー基部の膨らみなど、細部の再現も素晴らしい。ダッシュボード上には、ミシュランの道路地圖が或ことに注意。








 嗚呼素晴らしいシトロエンDSのリモコン自動車。どうやら50年代末の貴重なもののやうです。リモコン部分がダッシュ周りを模してゐる凝りよう。素晴らしいコレクションありがたうございました。