トヨタ博物館 クラシック・カー・フェスタ 神宮外苑 Part2



1968 Alfa Romeo GRAND SPORT QUATTRORUOTE ZAGATO
 これは珍しい Alfa Romeo。来場の人たちからは偽物かなどと誤解されていたようだが、イタリアで権威のある自動車雑誌“QUATTRORUOTE”の編集長が、30年代の 6C-1750 GRAND SPORTのレプリカを企画したもの。最初のプロトタイプは 1965年のトリノ・ショーで御披露目され、翌年のNYモーター・ショーにて生産型が発表されている。販売は芳しくなく、92台のみが生産された。
 オリジナルの GRAND SPORT同様に ZAGATOによる生産で、Giuliaのフロアパンとエンジンを含むメカニックが流用されている。直列4気筒 1570cc DOHC エンジンとギアボックスは 101-series Giuliaから。106馬力で最高速度 156km/h。ボディはアルミ製でハンドメイド。シャシーは ZAGATO御得意の鋼管製フレームだ。ブレーキは 30年代の雰囲気を出すために前後ともあえてドラムを採用している。
 オーナー氏は第1回日本グランプリ、5月3日 国内スポーツカーレース(1300cc〜2500ccクラス15ラップ 90.06km)に於いて Fiat 1500S Cabrioletを操り7位となった方です。




1966 TOYOTA Publica convertible




1967 SIMCA 1200S coupé
直列4気筒 OHV 1204cc 85ps/6200rpm Max 178km/h
RRなのだが、ラジエターは前面に配置。ベルトーネによるデザインなので、ボンネットのエア抜き部分のルーバーなどは Lamborghini Miuraを踏襲している。







1967 PANHARD 24BT
空冷水平対向2気筒 OHV 850cc 50ps/5800 143km/h
PANHARD最後の華。この排気量で時速140kmまで引っ張るのは流石フランスの知性を感じさせる。こういうのが好きだね自分は。