The Cartier Style et Luxe Concours Fabulous at 50 - The Incomparable Jaguar E-type  

いろんな意味で比較にならない貴重なジャガーEタイプがゾロゾロ。


1974 Jaguar E-type Series 3 V12 Roadster Commemorative
Eタイプの最終型、最後のロードスター50台はブラックの塗装とシナモン色の内装のスペシャルが制作された。この個体は、その中でも16台のみ制作されたマニュアル・ギアボックス仕様の1台。2006年に2800時間を費やしレストアされたもので、その際に左ハンドルにされてしまった。




1963 Jaguar E-type Lightweight
1963年、フェラーリ250GTOに対抗すべく、ジャガーは12台の軽量化バージョンを制作した。超軽量化されたアルミ製モノコックボディとインジェクションを備えたアルミブロック製エンジンを搭載、300馬力以上にチューニングされていた。
この個体は、数少ない貴重なライトウェイトEタイプである。1963年、グッドウッドTTレースに於いて Roy Salvadori のドライブにより3位に入賞している。




1972 Guyson E12
Eタイプのボディの美しさは誰もが認めることだと思う。そのボディを、こんな醜い姿に変えた張本人が、アストンマーチンDBシリーズを手掛けた William Towns というのだから……呆れてしまう。ヒルクライム・チャンピオンの Jim Thomson が1972年にV12Eタイプをクラッシュさせた際に「超モダンなボディを架装しよう」とタウンズにもちかけられ頼んだ結果が、この醜悪なEタイプとなったんだとさ。今も家族により大切に保存されている。トホホ……。