the Cartier Style et Luxe Concours  post-War European people cars

The Cartier 'Style et Luxe' is possibly the most coveted car design competition in the world. It's a concours d'elegance like no other: a celebration of the beautiful, the imaginative and the innovative in automotive design, a tribute to the talents that produced the great cars gathered at Goodwood.

グッドウッド・ハウス前で行われたコンクール・ド・エレガンス。
審査員は欧米のコンクール・ド・エレガンスでは常連の方もいるが、以下のような人たちも審査員として参加するのがユニーク。
ちなみに写真は1日目の木曜日の様子。平日でも黒山の人だかりでわかるように、1日10万人は来場しておりますよ。しかも当日券なし、前売りでこの盛況なわけです。

コンクール・ド・エレガンスの審査員はクルマに限らずいろんな才能のある人を招いた模様。
The 2011 Cartier Style et Luxe Concours judging panel included iPod, iPad and iPhone creator Jonathan Ive, design entrepreneur Anya Hindmarch, adventurer and TV presenter Bear Grylls, rock star Roger Taylor, artist Julia Peyton-Jones, royal hat designer Philip Treacy and leading industrial designer Marc Newson.
Roger Taylorというのは、たぶんクイーンのドラマーかな?
毎年テーマがあって、今日、紹介するのは戦後50年代の欧州大衆車から。


1954 Citroen 2CV




1958 DAF Luxe
オランダ製乗用車。以前、当無礼ログにて、「世界の最悪クルマ」として紹介したクルマ。所謂CVTの元祖(ゴムベルト駆動のコーンがアクスルについており、遠心式クラッチを装備)を搭載、これの製造コストがかさんだために経営を圧迫、1975年にボルボに買収されることになる。現在はトラック製造メーカー。今回のグッドウッドでは、このCVTを搭載したフォーミュラー!も参戦。なかなか音や走りが良かった。後日、紹介しよう。





1962 FIAT 500D
これほどキレイな状態の500にお目にかかるのは日本では難しい。助手席にはピクニック・バスケットが置かれていた。


一見、フィアット600かと思うのだが……。



SEAT 600
スロットカーでは現在まで、セアトのバージョンしか発売されていない。日本では600はマイナーな存在だが、もっと注目されても良いと思うのだが。セアトは1982年にVWグループ傘下へ。


これも一見、ただのルノーR4だが……。


1961 Renault R3
可能な限りR4の内外装を簡素化して価格を下げ、シトロエン2CVに対抗しようとしたもの。フランス国内のみで販売された。しかし、その目論見は失敗に終わったようで、生産は2526台で終了。