Goodwood Festival of Speed 2011 その4 シャパラルとチャパラル


CHAPARRAL-CHEVROLET 2E(1966)5.3-LITRE V8
2速セミ・オートマチックを採用、空いた左足で巨大な可変ウィングの角度を操作。コーナーリング時は立ててダウンフォースを稼ぎ、直線では水平にして空気抵抗を減らすようにした。他にサイドラジエターなど、ジム・ホールは、今日のレーシングカーでは常識となっている技術の先駆者であった。






「写真右がジム・ホールJr」

 かつては"Chaparral"を「チャパラル」と読む日本語表記*1もあったが、現在は「シャパラル」が定着しているようだ。今回、グッドウッドにマシンを持ち込んだ“Chaparral Gallery”の関係者に訊いてみた。日本では「チャパラル」と読むことがある、と言うと彼に(下写真右の人物)笑われてしまった。
正しくは「シャパラル」と読むと答えてくれた。会場に来ていた入場者も「シャパラル」と発音していた。もちろん場内アナウンスも。
 シャパラルの意味は俗称「ロードランナー」とも呼ばれる鳥の名だが、元々は英語ではなく、スペイン語だということだ。
 彼は是非アメリカに来て、我々の“THE PETROLEUM MUSEUM”にある「シャパラル」を観に来てほしいとパンフレットとステッカーをくれた。グッドウッドにはジム・ホールJrも来ていた。

*1:タミヤもプラモデルの表記を「チャパラル」としていた。