フィアット・フェスタで気になった車輛など


Fiat 124 Sport Spider


今年のフィアット・フェスタは前年も寂しかったが、その前年を下回る人で閑散としていた。
もしかしたら、福島第1原発事故の影響もあったのかもしれん。

ただでさえ少ない入場者だったのだが、お昼前にはほとんどが帰っていたというのが現状だろう。
ジムカーナがメインイベントなのだが、それを見物する人は少なく、ほとんどの人はフリーマーケットをひやかすという状況だった。

過去、長野で開催していた時はレースがメインだったので、見物客も多かった。名古屋からのアクセスも良かったし、フィアットに限らずイタリア車の珍しいクルマが多く来ていたという印象がある。原発事故が収束するまで関東でのイベントは無理かもしれん。その時間は最低でも10年はかかると思うが。

外から見ると和気あいあいに見えるフレンチブルー・ミーティングと比べて、イタリア車のイベントが難しいのは、メーカーにヒエラルキーがあるからと言われて納得しました。
所詮は、フェラーリ>アルファ・ロメオ>フィアットというのがあるからなぁ(苦笑)。フランス車は建前上、皆平等ですからねぇ。


Fiat PANDA
ラリー専用車両。日本では車検が通らない。ルーフ上のベンチレーターに注意。野太いエクゾースト・ノートでド迫力だった。



Alfa Romeo 166
タレ目が不評でフェイスリフトした後期型。個人的にはフランス車の味わいもある情けないタレ目が好み。



Fiat PANDA
フィアットが出したシトロエン2CV。この商用バン仕様だと、尚更フランス車の味が濃い。商用車が好きなのは日本輸入車市場が特殊である象徴でもある。裏を返せば日本車には使い勝手の良い洒落たバンが少ないということだ。



Fiat 131 Racing
RSワタナベのホイールが違和感なく納まっている。ダックテールもノン・オリジナル。



Alfa Romeo 2000 Berlina
この凡庸さが、フランス車に通じるものがある。



Lancia Rally 037
ホンモノが自走してくるのには驚いた。



Alfa Romeo SZ



今年、自分が一番気に入ったのはコレ↓



Fiat Giannini 128 Rally
キビキビ走るのがデザインから伝わってくる。好ましい1台。フィアット初のFF車であることも忘れてはならない。