1957 Sebring 12-Hour in Corvette

ニンコの新作“CORVETT CLASSICS SPEED RECORD
アメ車素人の自分にとっては謎のコルヴェットだが、1957年のセブリング12時間に一風変わったコルヴェットが数台エントリーしていたのだった。




ドライバー Zora Arkus Duntov 自身の制作による“the lightweight Corvette Super Sport”。コルヴェットのエンジンをデチューンして搭載。ボディはおそらくプラスチック製で軽量化されている。



透明なキャノピーで覆われたコルヴェット。車検は通ったが、レースではキャノピーは外され、使われることは無かった。



CHEVROLETはワークスとして、4台のコルヴェットを投入。その内の2台は“SR-2”と称された改良型。ニンコの新作コルヴェットはこの車体がモデルとなっているのだろう。ゼッケンも同じ②だ。レースではPaul O’Shea と Pete Lovely のドライブで16位でフィニッシュしている。


夜の10時に終わったレースの結果は、Maserati 450 S を操った Fangio と Behra 組が1位でフィニッシュ。2位は Maserati 300 S を操った Moss と Schell 組。3位は Jaguar D-Type を操った Hawthorn と Bueb 組であった。

さて、このレースにはシボレーから招待された偉大なるレーシングドライバー Piero Taruffi が“the lightweight Corvette Super Sport”を操ったのだが……その顛末は明日にでも。