Lexus CT200h を大いに嗤う

 徳大寺さんに関して、いろいろ御意見の御有りの方もいらっしゃるだろうが、やはりレクサスに関してここまで手厳しい意見を発信するのは、残念ながら日本には徳大寺さんしかいないわけですよ。
 WebCGの記事から、気になる徳大寺語録を……。

松:(ボンネットを開けながら)さて、表から見えない部分の作りは? あれっ、ボンネットダンパーじゃなくてステーなんだ。プレミアムを名乗っていて、これはないでしょう。
徳:ペナペナの樹脂製のエンジンカバーも残念だな。あれだったら、付けないほうがいいのに。
松:見える部分にスポット溶接の跡があるのも、ちょっぴり興醒めですね。高級車はそういう部分を見せないものですよ。オーナーが自らボンネットを開けることなんてめったにないから、これでいいだろうってことなんでしょうかね?
徳:っていうか、ユーザーはそんなことに気付きゃしないって思ってるんじゃないか。

松:なるほど。次、インテリアを見てみましょう。
徳:ダッシュまわりの質感は、プロトタイプより良くなってるんじゃないか。
松:ええ。シートはどうですか?
徳:革張りか。高級車イコール革シートというのが、今や輸入車を含めた多くのブランドにおいて常識化してしまったのは残念だな。
(中略)
松:プレミアム感を演出すべく、ステッチなんかはけっこう頑張ってる感じがしたんですが、前席のバックレストにファスナーが見えてますね。レトロフィットのレザーカバーをかけたみたいで、これはいただけません。
徳:さっきのボンネットダンパーと同じだな。トヨタはわかっているくせに「こんなもんでいい」と見切ってるんだろうよ。そいつが俺は気に入らないんだ。
(中略)
徳:というように褒めるところもあるんだが、パワーユニットは気に入らないな。加速時に発するがさつなエンジン音はなんとかならないものか。
松:プリウスに比べ、当然ながら防音対策はおごられているわけなんですが、たしかに加速時のエンジン音は耳につきますね。
徳:これこそ興醒めだよな。
松:全体的に静粛性が高まったぶん、かえってエンジン音が目立つようになっちゃったんでしょうか。
徳:なんにせよプレミアムを名乗るのに、このエンジン音はないな。そもそもこれ、いくらするんだっけ?
松:車両価格で430万円です。
徳:ということは、「クラウン」の下のほうが買えるわけだよな。俺ならあっちを買うよ。
松:価値観の違いと言われたら、それまでですけどね。
徳:なにもクラウンが絶対と言ってるわけじゃないぜ。年を取ると運転も下手になるから、できれば小さいクルマのほうがいいんだ。だからコンパクトで取り回しの楽な高級車があれば、むしろ大歓迎なんだよ。
(松=松本英雄、徳=徳大寺有恒)

http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/i0000023993.html?pg=1

 所詮、高級車は高級な生活をしている人間でなければ作れないわけで、コスト削減ありきの三河自動車には無理な話。ハイブリットのエンジンはオマケのようなもので、シルキーに回るとかいう性能は求められていないのが、ガサツなエンジン音につながっているのだろう。所詮は中身プリウスということか。
 以前なら、“NAVI”という自動車文化を語る雑誌があって、歯に衣着せぬ評価で大いに溜飲を下げたものだが、いまじゃCGをはじめとしてメーカーの提灯記事しか書かない雑誌ばかりだ。

 実際にCT200hを買った人間というのも、チト貧乏臭い話題で盛り上がっているのがアレですなぁ↓
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000217128/#12712103
税込500万近いクルマ買うのだからセコイこと言うなって(笑)。