Alpine F3

桐生のイベントから、これは珍しい Alpine F3です。

60年代に入り、レースはフォーミュラーが注目されるようになりました。その流れで箱で戦っていたアルピーヌも欧州F3に1964年から参戦します。
その際に技術アドバイザーとして Brabhamに所属していたRon Tauranacが関わることになります。当然のことながら関係者からは"Brabalpine"と揶揄されるほど Brabhamの影響を受けた設計となりました。
しかしながら、4気筒1000ccのルノーエンジンは、ライバルのフォードよりもパワーが足りなく、たいした記録も残していません。ミッションもルノー製の4速。

展示には説明がありませんでしたが、型式は多分、1969年の A330か A360だと思われます。