1937 DATSUN Type16 Coupe


水冷直列4気筒 SV 722cc 16PS MAX 80km/h

1937年型 ダットサン・クーペ。1931年以来ラインナップから消えていたクーペがこの年にモデルチェンジして登場した。2+2クーペのデザインは若き日の富谷龍一さんで、ドアハンドルを埋め込んだり、サイドステップを省いたり、当時としては最先端のデザインを見せている。シートはモケット張のベンチで、ステアリングコラムも傾斜角度を増していたから、ダットサンの中では居住性は最もすぐれていたようだ。ただしスペアタイアを高い位置で背負っているため、後姿はご愛嬌?
この個体は日産自動車が動態保存しているもの。


隣にお立ちのご両人は、左から元オペルの児玉英雄さん、日産の中村史郎さん。