Mercedes-Benz 220S (W180 Ⅱ)

 1954年3月に登場したのは、成功を収めた W180を 170mmストレッチさせた220a。2.2リッターで85馬力の直列6気筒エンジンをその鼻先に収めるためだった。220aは2年間で25,937台生産されたがその後継車が 220Sである。
 エンジンはシングルキャブレターからツインキャブレターとなり、出力は最終的に105馬力となっている。オプションで電磁クラッチを備える4速のコラムミッションも用意された。
 この優雅な4シーターのカブリオレは1956年7月に追加された。セダンよりも120mmホイールベースが短くなっている。最高速度は160km/h。