Mercedes-Benz W121 sedan 190

当時のメルセデスのラインナップ最廉価モデルで、西ドイツ国内では初代クラウンより安く74 万円で買えた。海外旅行自由化前の日本で、欧州から帰った人が“ベンツはドイツではタクシーですよ”といってベンツ教の信者をガッカリさせていたのはコレ。

最廉価版ではあるが、シルバーアローの血をひくOHCエンジンや後輪のスウィング・アクスルをもつ、まごうことなきメルセデスで、仕上げも立派な高級車。標準エンジンは4気筒1897㏄で78 HP/4500rpm と14.8m ㎏/2500rpm を搾り出す。最高速度は 135㎞/h。

2トーンカラーは、ノンオリジナルだが、このクルマによく似合っていた。