山梨人民民主主義共和国、甲府City.

 20萬人の縣廳所在地、其れが甲府市である。20萬人と云へば、故郷北海道の第3番目の都市である凾館市よりも7萬人も小さい都市であり、ほぼ東京都の立川市(約18萬人)と同じ人口である。



 甲府驛から見える武田信玄のお城。工事中に大阪城よりも大きな城である事が發覺したが、さうなると歴史文化財と成るので、驛前の再開發が出來なくなると云ふ理由でなかつた事にしてゐると云ふのが眞相らしい。民度の低さがうかがへる。



 甲府を象徴する風景として、歴史的建造物を驛前に集めて、電車から見えるやうにすると云ふのがある。札幌の時計臺同樣に愚かな行爲だと思へるのだが。



 巨大な亞米利加領事館。甲府市は2000年に、ある雜誌の「全國自治體ランキング」に於て最下位の評價を受けるなど經濟界からも見放されてゐる。



 積翠寺温泉の旅館「要害」。此處のオーナーは前山梨縣知事であり、市長であつた山本榮彦氏である。此處につながる市道は冬季に於て優先的に除雪されるやうである。露天風呂がある天然温泉でなかなかのもの。源泉は武田信玄が使つたと言はれてゐる。



 昇仙峽、景色も素晴らしいが走り屋には素晴らしい道が續いてゐる。潛入工作員のEさんに運轉してもらひ、助手席でピレリーが悲鳴をあげるのを聞き乍ら、500の走りを樂しんだ。