1966 NISSAN Datsun Bluebird Berlina Fancy Deluxe
ダットサン・ブルーバード。基本デザインはルーフラインからして、誰が見てもピニンファリーナに間違ひないのですが、日産は未だに公式に認めてをりません。
ところで「ファンシー・デラックス」と云ふネーミングには郷愁感がありますな。だい度いファンシーなどと云ふ言葉が死語でございます。餘談ですが、某自稱モータージャーナリストの音樂家が、我が500の内裝のことを「ファンシーで好きに成れない」と仰られてをりました。
話を戻しませう。「ファンシー・デラックス」と云ふのは女性仕樣と云ふことで、、ウィンカー連動のオルゴール、サンバイザー裏の化粧品入れと照明、ハイヒールスタンドや傘立てなどの各種物入れ、一輪插し、電源コンセント、四方のカーテン、小卓子、コートハンガー&パイプ等々、今なら電動こけしも標準でせうか(失禮)。なんとなくリアのカーテンには「シミチョロ」などと云ふ死語も想像してしまひます。
此の貴重なハイライトの印刷にあるやうに、2代目ブルーバードは歐州にも輸出されてゐたのが自慢でした。
ところで、コレは日産ではありませんが、どこの国?
台湾のYLN(祐隆=ユーロン)社がライセンス生産していた Formosaです。