遂に日本一売れている自動車雑誌「ベストカー」に小林彰太郎さんが執筆


http://www.kodansha-bc.com/bc/

 昨年、小林彰太郎さんの新刊が二玄社ではなく講談社BCから出版された衝撃から、予想されたことだが、遂に「ベストカー」に執筆記事が掲載された。
ズバリ、タイトルは「小林彰太郎14年ぶりに軽自動車に乗る」。
過去、CGにおいては、日本で一番市場が大きいにもかかわらず「長期テスト車」の対象に殆どなっていないクラスである。
小林氏はワゴンR、ムーヴ、ミライース第三京浜と一般道を使用してテストした。
on the roadにて得た結論は、昔のクラウンよりも静かで燃費も良いと褒め、特にダイハツのムーヴは造りがしっかりしっているし、乗り心地が良いと感嘆されている。
現在CGでは小林さんの連載記事は1ページのエッセイのみ。寂しい限りだが、今後ベストカーで執筆されることが多くなるのかもしれない。

 ベストカーは自分にとっては、いまやCGよりも読んで面白い自動車雑誌となっている。CGではほとんど取り上げない交通行政や自動車行政に関する記事も積極的に掲載しているし、三本氏のバッサリ評論は「86」開発者をコテンパンにして健在(86にスバルのディーゼルを搭載したらと提案)だし、徳大寺先生の連載も続いている。テリー伊藤や清水草一氏の連載記事も多く、雑誌NAVIのファンだった自分の琴線に触れる雑誌である。良いのか悪いのか、中途半端なものではなくズバリ指摘する記事には爽快感がある。今号でも、86の走行安定性の低さをスバル技術者がトヨタの仕業と驚いているとか、旧関東自動車が三社合併で宮城県の寒村に本社移転で大混乱とか、北朝鮮の自動車事情とか、おまけにキャバ嬢にもてるクルマとか(笑)……とにかく情報量が物凄いのだ。自分は毎号買っているわけではないが、少なくともCGよりは買う機会が多い雑誌だ。気軽に読み捨てることができるのも魅力。
エンスーの方は馬鹿にしないで、一度立ち読みしてみてください。