Goodwood Festival of Speed 2011 THE BIRTH OF STAGE RALLYING Part5



1976 TOYOTA CELICA GT TWIN CAM
 初代の TOYOTA CELICAが 1970-1977年までの約7年間も製造されていたのは意外な事実。グッドウッドに参加した、この個体はフェイスリフト後のモデル。トヨタと云えば、(意図的な)ちょっと田舎臭いデザインで保守的な日本では人気だが、このデザインはなかなか良いのではないだろうか。当時、中学生だった自分は徳大寺氏の「間違いだらけのクルマ選び」を読んで、都会的なセンスの CELICAが、泥臭い印象の Carinaとプラットフォームが共通と知り、大そうガッカリした記憶がある。搭載された 直列4気筒 DOHC 1600㏄ エンジンは下請けイジメで悪名高いトヨタらしく、自社開発ではなくて YAMAHA製である。
 トヨタは 1973年、Ove Anderssonと共にヨーロッパ・チームを結成。WRCのイベントでは1976年に初勝利を挙げた。

北米市場に於いてヒュンダイの猛追を受け、シェアが低迷しているトヨタからの参加。



1978 VAUXHALL CHEVETTE HS
日本のいすゞジェミニとの兄弟車。2.3リッター直列4気筒の16Vエンジンは LOTUS製。




1980 TALBOT SUNBEAM LOTUS
 パットしないデザインの3ドアハッチが、LOTUS製の 2.2リッター DOHC 150psエンジンを搭載することにより、1981年度WRCチャンピオンとなってしまった。シンデレラ物語を彷彿とさせたクルマ。伝説のラリー・ドライバー Henri Toivonenの競技車両としても有名である。