DRIVERS OF 1961

グッドウッドで購入した 10€の古本から。





若造からオジサンまで、いろんな人がドライバーとして活躍していた。
今から50年ほど前の話だが、この年、自分はこの世に生を受けた。
その頃の日本は、自家用車(死語だね)など夢の時代であり、大学進学率は25%にしか過ぎず、TVの普及率は60%、エアコン何ぞあるはずもなく、自宅に風呂がある家庭は少なく、トイレは汲み取り。
クルマに関して言えば、流行語に「交通戦争」などという言葉があるだけ。海外旅行の自由化は成されておらず、新婚旅行が伊東温泉という時代である。レジャーブームと称されたが、やっていたことはスキーと登山。
国産車保護のため、輸入車は制限され、国道の大部分は舗装もされず、高速道路なんぞ当然無く、モータースポーツなどというもの以前の状態であった。

その一方、欧州では戦前からモータースポーツが盛んで、大衆はクルマを持ち、北米では大排気量のクルマが溢れておりましたとさ。