The World's Worst Cars Part11 FORD EDSEL

 ヘンリー・フォードの1人息子エドセルの名を付けたクルマ。フォードを脅かしたGMのオールズモービルやポンティアックに対抗するため、綿密なマーケティングのもと、3億ドルもの巨費を広告宣伝に投入した。
 しかし、この奇妙なフロントグリル、消費者にはウケなかった。ある評論家は「女性器のよう」と酷評するなど、販売早々に売り上げは低迷。翌年には、このFUCKグリルはフェイスリフトを受けることになる。しかし、それもテコ入れにはならず、3年で販売を中止した。その後エドセルは「マーケティング史上に残る最大の失敗のケーススタディ」として語り継がれることとなった。



フニャフニャのサスペンションの操縦性は最悪で、作りも粗雑。スピードを出すとリアサイドパネルが外れ落ちる場合も。


スピードメーターは中央上部に鎮座する円筒形のようなもの。所謂ボビン式というやつだ。ATのセレクターは、ステアリング中央部にあるボタンを押すようになっており、人間工学から1億光年も離れた位置にある設計となっている。

このように史上最悪の1台なのだが、世の中にはこんな駄馬が好きな人もいるのだから面白い。
http://www.edsel.com/index.html