嗚呼、モデルカーレーシング Mantaray

1965年、突如として日本に上陸したスロットカー。モデルカーレーシングと称されたそれは、瞬間風速で通りすぎたブームに過ぎなかった。
当時は1/24が主流で、国産のプラモデル・メーカーが挙って参入したのであった。


ニチモ、日本模型も懐かしいブランド。70年代初頭のスケールモデル全盛期にはタミヤと肩を並べるほどのメーカーだった。
日模が製品化した Mantaray というのは、子どもの頃に毎週見ていた“the Monkees”に登場するイカレたクルマをデザインした Dean Jeffries によるカスタムカー。実際にレースに出ているわけではない。
ただし、ベースは1948年のGPマシン Maserati 4CLT というのだから恐れ入る。




ブルース・リーのTVデビュー作、“Green Hornet”のクルマも彼の作品。


これがモンキーズの愛車だ。1967年、Pontiac GTO をベースにしているイカスぜ!


TVのザ・モンキーズを見ていたのは7〜8歳の頃だったから、我ながら相当にマセていた糞ガキだったわけ。内容は幼い子供でも笑えるドタバタ劇。ビートルズの映画“HELP”のような内容が毎週繰り広げられていた。提供は明治製菓だったと記憶している。
モンキーズはTV番組のオーディションで即席で作られたバンドだったが、楽曲がキャロル・キング、ニール・ダイヤモンドなど一流を揃えたのだからハズレは無かった。もっと評価されて良いポップバンドだ。