The World's Worst Cars Part8


CHEVROLET CHEVETTE(1974-1982)
GMの世界戦略車として、オペル・カデットをベースに作られた英国ボクゾール・シェベットのシボレー版。英国版も不細工だったが、シボレー版はそれに偽のウッドパネルとホワイトウォール・タイアそしてもっと無様なフロントマスクを被せてしまった。
ボディはすぐにサビつき、電気系統は故障、おまけに濡れた路面ではスピードが出ていなくてもケツを振りやすく事故車が続出と酷いものだった。

こちらが元になった Vauxhall Chevette 不細工なことには変わりない。日本版の いすゞジェミニは真っ当なフロントマスクだった。



Chrysler TC by Maserati(1988-1991)
アイアコッカデ・トマソの友人関係から生まれた悲劇のクルマ(笑)。
最大の問題はマセラティ製のエンジンにあった。
シリンダーヘッドを英国コスワースに鋳造させマセラティで組み立てられたV6エンジンは、吹け上がり良しパワーも十分で音も良かったのだが、オイルシールの不良でオーバーヒートを起こしてシリンダーヘッドが歪むなどのトラブルが続出。おまけにアメ車特有のフニャフニャサスペンションでFFだったから、真っ直ぐ走るしかなかった。
もっと安くて出来の良いキャデラックがあったから、当然のことながら売れはしなかった。総生産台数7,300台。



Ford Aspire(1995-2002)
日本では2代目フェスティバとして売られたクルマ。初代はキャンバストップなど人気があったが、2代目は脈略の無い大味なデザインと後席の狭さで売れなかった。
Aspireには大志という意味があるが、初代の大志が受け継がれることは無かった。
韓国のKIAによる製造で、デザインも酷いが作りも悪く、内装はプラスチックの悪夢。酷いアンダーステア、入りずらいギア、スポンジーなブレーキ、不自然な着座位置と良いところなし。値段が安いのが唯一の売りだった。