Musée automobile de la Sarthe  Amédée Bollée Famille Part 1


1875 L'Obeissante

 Amédée-Ernest Bollée (1844–1917) は、教会などに設置されている鐘を製造するメーカーの経営者であり、蒸気自動車の発明者。1842年にはル・マンに移り住んだ。1873年に最初の蒸気自動車を完成。1875年には L'Obeissanteがル・マン〜パリ間を12人の乗客を乗せて18時間かけて走破。巡航速度は 30km/hで最高速度は 40km/hであった。



1896 Léon Bollée tricycle a 2 places
単気筒 650cc 3hp.

 Amédée-Ernest Bolléeの息子である Léon Bollée (1870–1913)は、1895年にル・マンで自動車会社 Léon Bollée Automobilesを設立する。1895年にガソリンエンジンの3輪車を Voituretteと呼んで製造。翌 1896年に特許を取得する。それはミシュランによるゴム製のタイアを備えた初の自動車であった。
 


 自動車会社設立以前に Léonは乗算計算が出きる機械式計算機を発明。1889年のパリ万国博覧会に出展し、見事に金メダルを獲得している。



世界で初めて飛行機で空を飛んだ有名な兄弟の兄 Wilbur Wrightが欧州初の飛行を行うにあたって、フランスのル・マンを選んだ。1908年8月8日のことである。その際に使われたのはHunaudières直線路の西側にあった競馬場が使用された。整備工場として Léonは彼の自動車工場を提供している。



Bolléeの設計工房を再現した展示。