Le Mans Classic 2012 Chappe and Automobiles Gessalin CG 1200 S

SIMCA 4cyl 1204cc 85hp/6200rpm MAX185km/h.


Chappe and Automobiles Gessalin(CG)は、戦前からカロジエ(コーチワーク)であったメーカーで、戦後は Delahayeのトラックのキャビンの架装を50年代初期に生業とし、Talbotや Delahayeのアルミボディを架装していた。その後、50年代を通じて Deutsch-Bonnetのグラスファイバー製ボディを架装。その分野での草分けとなる。そして初期の Alpineのボディ生産にも関わることとなる。A106や A108は彼らの架装である。
 1966年のパリサロンにて、SIMCA 1000のエンジンを搭載したRRのグラスファイバー・ボディの小型スポーツを発表。自動車メーカーの仲間入りをした。
 1969年からは、SIMCA 1200 Sのエンジンを搭載した 1200 Sを発表。ギアボックスは4段フルシンクロ。シャシーは SIMCAそのままで、鋼管フレームのバックボーンを主とするフロアユニットをそのまま流用し、サスペンションは前がウィッシュボーンと横置きリーフ。後ろがセミ・トレーリング・アームとコイルによる全輪独立懸架。ブレーキは全輪ディスクである。車重は 660kgと軽く、最高速度は185km/hとなっている。総生産台数は約280台と少なく、第1次オイルショックの余波を受けて、1974年に自動車生産から撤退した。