英国製四輪駆動車墓場訪問


四輪驅動言論界の御意見番、石川さんの墓場車輛置き場を拜見させてもらひました。





輕く50年以上は經つてゐるランド・ローバーなのだが、雨ざらしにも拘らず外板に錆が見受けられない事にお氣づきだらうか。



こちらも50年以上は經つてゐるディフェンダーだが、外板に目立つた錆はないのである。

 理由はアルミパネルだからである。ランドローバーは昔からアルミを多用してをり、其の比率は8割ほどにものぼると云ふ。其れだから腰高であつてもフレームから上が輕いので低重心と成り操縱性が安定してゐると云ふことらしい。



此れは80年代であらう、トヨタランドクルーザーであるが、錆だらけなのは一目瞭然。リアフェンダー周りは腐蝕が進み穴があいてゐる。






こちらは1940年代末期のランド・ローバー。此れは保存状態も良く可動状態にあります。



こちらは日本でもヒットした、初代ディスカバリーのフレーム。ボックス斷面で要所要所には補強がされてゐるなど、ヘビーな使用に耐へうる構造に成つてゐる事がわかります。最近の腰高乘用車には見られない本格派四輪驅動車でありました。