嗚呼 信州への旅 甲州街道と中山道の分岐點として榮えた宿場町を歩く


此處が甲州街道(左)と中山道(右)の分岐點

 下諏訪は、かつて甲州街道中山道の分岐點として、榮えた宿場町。參勤交代の諸大名や行商人は勿論、諏訪大社門前町として參拜者の訪れも多く、一時は40數件の旅籠があつたと云ひます。また下諏訪は豐富な温泉が湧く、湯の街でもありました。今も當時の面影は、本陣岩波家の奧坐敷や名園をはじめ、出梁造りや千本格子の古い町竝みに見られます。そんな街道の宿場町としての下諏訪には、もう一つの顏があります。其れが、現在も生活に息づいてゐる網の目のやうに存在する裏路地。



此處の鹽羊羹は絶品の旨さ。一度ご賞味あれ。






最後に背筋の凍るお話を。

 こちらは諏訪大社秋宮。此の神社の生垣で空間放射線量を測つたら、恐ろしや毎時0.22マイクロシーベルトが測定された。此れは國の除染基準の毎時0.23マイクロシーベルトに肉薄する値なり。