Goodwood Festival of Speed 2011 CLASSIC ENDURANCE RACERS Part2


1935 ALFA ROMEO 6C 2300‘AERODINAMICA SPIDER’
直列6気筒 DOHC 2309cc 105ps/4800rpm 最高速度 230 km/h over
 1935年、Auto Union のGPレーサーに触発された Vittorio Jano と兄弟の Gino そして Oscar Jankovitz による画期的なワンオフスーパースポーツALFA ROMEO からは極秘裏に開発を進めるよう命ぜられたためにクロアチアの Fiume にて秘かに試作された。大胆なエアロダイナミックのボディにエンジンをミドシップに搭載、運転席は横3人掛けの中央に位置しているが、これは60年後に造られた McLaren F1 により市販化されている。

Tipo 12C

Tipo 12C の責任を負って Vittorio Jano が ALFA ROMEO を辞めたために実現はしなかったが、12気筒エンジンの搭載も想定されていた。
 技術的には数々の世界初をテンコ盛りにした意欲的なものである。
・2回路のブレーキ系統を持ち、前後のブレーキ配分を自動化している。
・油圧クラッチ
・等長エキゾースト
その他、ミドシップの技術的問題点、すなわちエンジンの冷却と過剰なオーバーステアを回避する多数の技術的工夫が成されていた。これは30年後に一般化する技術であった。