Goodwood Festival of Speed 2011 PRE - WAR GRAND PRIX CAR




1930 BUGATTI TYPE 45
U型16気筒 SOHC 3Valve 3801cc ツイン・スーパーチャージャー 250ps/5000rpm
よりパワーも求めたブガッティは、同社の35Cグランプリエンジンを並列にしてギアでジョイントするという驚愕エンジンを搭載。しかし戦績は芳しくなく、1930年の Klausen と Bernina のヒルクライムで優勝したにとどまる。




1930 BUGATTI TYPE 53
直列8気筒 DOHC 2Valve 4972cc ツイン・スーパーチャージャー 300ps/4000rpm
世界初の4輪駆動グランプリカー。前輪は独立懸架。同じく戦績は振るわず、むしろヒルクライムに活躍した。




1931 BUGATTI TYPE 54
直列8気筒 DOHC 2Valve 4972cc ツイン・スーパーチャージャー 300ps/4000rpm
モンツァでのグランプリに間に合わせるために、わずか13日間で仕立てられたと言われている。Archille Varzi が Avus グランプリに於いて最高速度256㎞/hで優勝している。2週間でまともなマシンが造れるわけはなく、操縦性は劣悪で恐ろしいものだったらしい。






1934 Alfa Romeo Tipo B
直列8気筒 2905cc ツイン・スーパーチャージャー 215ps/5400rpm
 俗称P3でも有名なこのマシンは、初の本格的な単座レーサーである(それまでは規定でメカニックの同乗が定められていた)。4気筒ずつの2ブロックには、それぞれ小型スーパー・チャージャーとキャブレターが備わっている。名技術者ヴィットリオ・ヤーノによる設計の最大の特徴は、ツイン・プロペラシャフトで、それはトルクチューブに内蔵され、シングル・デファレンシャルからギアボックスの後端へ30度の角度で直接に連結していた。これによりドライバー・シートを低い位置で固定することができ、短いハーフシャフト、鋼管製リア・アクスル、スプリング式ディファレンシャルなどにより重心を低く軽くすることができた(中央に鎮座するシフトノブに注意)。ブガッティよりもパワーはないが、コナーリング性能は抜群で、スクーデリア・フェラーリにより1934年度のグランプリで9回の優勝という圧倒的な力を見せつけている。
 Tipo B は昨年のアルファ・ロメオ博物館訪問時には不在だったので、今回観ることができたのは嬉しいことであった。参加車は塗装のハゲも個体の歴史を感じさせるもので好感が持てた。