明日帰国です





 とうとうGoodwood Festival of Speed 2011も今日が最終日。本日の来場は10万人を超えたであろう。
 楽しかった4日間は、あっと言う間に過ぎて、明日は帰国だ。
 心配していた気まぐれな英国の天気も、雨が降らずに良かった。気温は夏の北海道というところか。乾燥しているので汗だくになることはない。少しでも日陰になるとひんやりとしている。もう一つの心配である飯も、一部を除いて旨かった。

 肝心のGoodwoodだが、これは老若男女を問わず楽しめる内容となっている。戦前のグランプリカーから最新のF1、スーパーカーからラリーカーまで、TV画面で観ていたマシンが間近で見られるのだ。あの爆音が、ストレート全開での甲高い高音やオイルの匂いなど、五感をフルに使って自動車やオートバイを楽しめる。もちろん、有名なドライバーから話を聞いたり、勿論サインまでもらえるのだ。
 日本では停まったクルマを眺めるだけ、というイベントが多いが、Goodwood は往年の名車が有名ドライバーの運転により全開で走るのを堪能できる。トヨタ博物館のイベントのようにチョロチョロ走るのではない。100年前のフィアットGPから現代のF1までが全開で走ってくれるのだ!!
クルマ好きなら、一生に一度は行くべきである。出来れば毎年行くべきだ。



 もちろん、各メーカーのアピールも凄まじく、大メーカーの展示は、東京モーターショーを軽く吹っ飛ばす勢いのもの。

 会場では、いたるところで子どもを見かけたが、小学校の教師が子どもたちを引率して、タービンエンジンのインディーマシンを説明している光景も見受けられるほど、英国の濃いクルマ文化は受け継がれているのである。