Maserati A6GCS/53 Berlinetta (1954)


水冷直列6気筒 2 Valve DOHC 1985cc 170ps/7300rpm 最高速度235㎞/h

フォーミュラーF2の2リッターエンジンをデチューンして搭載した傑作スポーツカー“A6GCS”のピニンファリーナ仕様。
美しいボディは、この時代のピニンらしく優雅で素晴らしい。
ショート・ストローク、ダブル・イグニッションの直列6気筒DOHCエンジンは、マセラティ兄弟が同社で手掛けた最後のエンジンである。
フェラーリとピニンの契約により、マセラティが直接売ることはできなかった。ローマのマセラティ・ディーラーであった Giuglielmo Dei が6台分のシャシーを買い取り、その内の4台をピニンに命じてボディを架装させたものである。このことを知ったエンツォ・フェラーリは激怒したと言われている。