謎の Cisitalia 600


Poliに参加していた個体の内、最大の謎がこのクルマ。FIat 600 ではない。あの悲劇のメーカー、チシタリアだというのだ。
しかし、それには疑問が残る。ピエロ・ドゥジオがチシタリア倒産の危機を回避するための起死回生の策として行なったのは、故郷アルゼンチンに経営陣、技術者、工員、生産設備の一切を移すことだったが、その際、社名は“Cisitalia”を捨てて、“Autoar-Automotor Argintina S.A”と命名している。仮にアルゼンチンでフィアットライセンス生産をしていたとしてもチシタリアの名は付けられていない筈だ。
この件に関して御存じの方がいるだろうか。






フェンダーのエンブレムがチシタリアであることを物語っているのだが……。