60年代 アメリカの雑誌から

北米でのスロットカー創成期です。この頃は、アメリカのプラモデルメーカーも全盛期を迎えておりました。当然のことながらスロットカーにも参入。日本はまだまだ、という時代で、アメリカ製のフル・コピーを堂々と発売するなど、現在の中国を笑えない状況でしたね(苦笑)。



倒産してしまったプラモデルのオーロラとは違うのでしょうね。model motoring と称しております。HO(1/87)で有名となりました。アメコミの色調が何ともスバラシイ!


トロンベッカーは、シカゴのTOYメーカーであったが、1962年にスロットカーに参入。最初は1/24も発売していたが、すぐに1/32のみに集中した。結局、最大のライバルであったSCALEXTRICに敗れ、70年代に撤退している。パリ旅行とか、新車のプリマス・バラクーダとかが賞品となっているのがデラックスですなぁ。ペプシコーラの協賛で奨学金というのも時代ですね。


Amt がスロットカーに参入していたのは知らなかった。セブリングの優勝車として2台を1/32でモデル化。フォードGTは初期型のフロントリフトしてしまうタイプ。


Amt 独自の1/25という半端なスケール。こちらのマスタングはノッチバックですな。


ドイツ・レベルに吸収されたモノグラムのホーム・サーキット・セット。
“Le Mans”ということで、フォードGTとフェラーリ330のセットとなっておりますが、注目はそのお値段$42.50。当時は$1=\360でしたから、15,300円。これは当時の大卒初任給と同等でありました。高嶺の花だったわけです。


これもモノグラムですが、ローラGTなんか魅力的なアイテム。クーパー・フォードというのがわからない。クーパーのエンジンを搭載したフォードですかねぇ。スカラベというのも自分には未知のクルマです。どなたかご存知ですか?



60年代に一世を風靡した COX 。チューニングパーツの面では、Slot it の先駆者ですね。現在ではRC飛行機の専門メーカーとして生き残っているようです。
http://www.coxmodels.com/index.html