James Bond Aston Martin DB5
【10月28日 AFP】映画「007」シリーズに登場したジェームズ・ボンド(James Bond)の愛車アストン・マーチン(Aston Martin)DB5が27日、ロンドン(London)でオークションに出品され、260万ポンド(約3億3000万円)で落札された。予想落札額の500万ドル(約4億円)には及ばなかった。
オークションを主催したRMオークションズ(RM Auctions)が世界一有名な車と評するこの車は1964年製で、ボンドを演じたショーン・コネリー(Sean Connery)が『007/ゴールドフィンガー(Goldfinger)』と『007/サンダーボール作戦(Thunderball)』で乗っていたもの。イジェクトシート、回転するナンバープレート、機関銃、防弾装甲、追跡装置、取り外しできる屋根、煙幕発射・オイル散布装置など、「アームレストに隠されたボタン」で操作する映画ではお馴染みの仕掛けが施されている。
オークションに出品したのは米国ペンシルベニア(Pennsylvania)州のジェリー・リー(Jerry Lee)さん。1969年に1万2000ドル(約98万円)でこの車を購入し、自宅に作った専用スペースにほとんど置いていたという。収益は慈善団体に寄附される予定だ。(c)AFP/Reuben Easey
このクルマは子ども心に強烈な印象を残したクルマで、当時日本グランプリで活躍していたポルシェ・カレラ6や10を超越したクルマだった。
ポルシェはレースで走るだけだが、このクルマはマシンガンで悪い奴らをやっつけることができたからなんだろう:-)
007シリーズが人気をはくした60年代は、親が免許を持っていなかったので、自家用車なんぞ夢の夢。同じ社宅に住む子どもの親が数人クルマを持っていたのが羨ましかった時代だ。当然、交通の図鑑なんぞ穴があくほど眺める毎日。
ある日、お友達が買ってもらったコーギー社のミニカー。
映画そっくりのギミックが満載で、目玉はイジェクション・シートまでが再現されている。
当時、平均月給が4万円の時代に2千円もしていた舶来のミニカー!!
ミニカーまでが憧れとなっていたのだ。
30年くらい前に復刻版を買ったが、いまでは見向きもしないで埃をかぶったまま置き去りにされている。