アルファ・ロメオ 100年の栄光と衰退 その13 1750 と Junior Z


“1968 1750”
直列4気筒 DOHC 1779cc 114ps/5500rpm 最高速180㎞/h

実質的には1800とすべきなのだろうが、戦前のアルファの栄光であった“6C 1750*1のサクセス・ストーリーにちなんで経営陣はその名を名付けた。
外観から解るように、1750はひと回り大きいジュリアだ。ボディ・デザインはベルトーネであるが、合理化のためにジュリアのシャシーを使用したため、多くの制約がありこのような結果となったと思われる。ベルトーネとしては不本意なものであったようだ。
ただ、そのスポーティーな味付けは人々を魅了し、累計10万台のヒットとなった。



“1969 Junior Z”
直列4気筒 DOHC 1290cc 103ps/6000rpm 最高速175㎞/h

69年のトリノ・ショーでデビュー。ザガートはエルコーレ・スパーダによるデザインは、4灯式ヘッドライトをカバーで覆ったデザインは斬新なもの。シャシー・コンポーネンツはデュエット・スパイダーと共用している。SZやTZのようにコンペティション・モデルではないが、秘かにレースを狙っていたモデルも展示されていた。


スペックがわからないのが残念。

*1:1930年代の第1回から11回までの過酷なミッレミリアで優勝した伝説のスポーツカー。