1959 P-M Poggi Formula Jr
昨年末、ツインリンクもてぎの走行会で謎のFJ(Formula Jr)が参加していました。
1956年にイタリア自動車クラブ・ミーティングに若き精鋭ドライバーが集結してレギュレーションが決められた“Formula Junior”ことFJ。
http://d.hatena.ne.jp/gianni-agnelli/20100924/1285254082
この個体は1959年にモデナ在住の Eugenio Poggiによって設計されたもの。元Stanguelliniの技術者であった Ing Massiminoが助言していると言われ、デザインやメカニズムはStanguellini FJの影響を受けている。
エンジンは排気量1100ccのレギュレーションに従い、FIAT1100のものを搭載。ギアボックスもFIAT製。もちろんフロント・エンジンだ。
ドライバーズ・シートはドライブシャフトをかわすために、右に大きくオフセットしている。
ボディ製造はTazio Giorgio Nuvolariを輩出した聖地マントヴァのカロッツェリアらしい。ステアリングの影で社名が撮れなかった。残念。
ヘッドレストをめくると、細いロールバーが見え、その奥に燃料給油口がある。