1930 Austin 7




直列4気筒 SV 747cc 10.5hp 3段ギアボックス。

WW2以前の英国で一番多く販売された大衆車。名前の7は、当時の英国の馬力課税制度の 7hp相当からきている。

 筆者が少年のころ(戦前)、東京の路上でヨーロッパ車を見ることは非常に稀だった。現在では石を投げれば当たるほど多いドイツ車なんて皆無に近く、意識して見た記憶はない。
 唯一の例外は、英国製の750cc小型車、オースチン・セブンだったろう。それはまず例外なく、お医者さんの往診用に重用されていた。(『小林彰太郎の日本自動車社会史』より)

基本的に7は、2ドア・サルーンだが、この個体は、ロードスターのボディが架装されている。








昨年のグッドウッドで見かけたこのマシンもベースは7である。