Goodwood Festival of Speed 2011 THE BIRTH OF STAGE RALLYING Part3


1964 AUSTIN HEALEY 3000 MK3
直列6気筒 OHV 2912cc
 直列6気筒3リッター・エンジンを搭載したことにより‘Big Healey’と称されたこのクルマは、極めて頑丈なラリー・マシンであった。この個体は 1964年の RACラリーに於いて Timo Makinen / Paul Easter組により、2位でフィニッシュしたワークス仕様のマシンそのものである。いまだ現役でヒストリック・レースで活躍しているとのこと。
 英国製スポーツカー最後のイコンとなった AUSTIN HEALEY 3000。 1959年に発表された Austin Healey 100/6(2.5リッター)に3リッターエンジンを呑み込ませたスポーツカーだ。世界最大のスポーツカー・マーケットである北米市場は‘Big Healey’の御得意さんであったが、米国政府による 68年からの厳しい排ガス規制により価格は高価になり、その後あらわれる安価な日本製スポーツカー DATSUN FAIRLADY Zにより駆逐されていった。それ以来、北米市場でヒットした英国製スポーツカーは未だ登場してはいない。




1959 Austin Healey 100/6


この頃のクルマの広告ってドリーミーな雰囲気がイイねぇ。無機質で夢の無い電気自動車とは違う甘酸っぱい気分だ。