1949 Fiat 1100E Ghia Gioiello

 この美しいワンオフフィアットは、当時ギアのデザイン・ディレクターであったジョバンニ・ミケロッティによってデザインされた。
 Gioielloとは宝石を意味し、ギアは新たな富裕層の獲得のため豪華で先進的な Gioielloシリーズを展開した。日本同様に敗戦国であったイタリアは荒廃した国土にありながら将来の経営を見据えていたのだ。
 1949年のヴィラデステに出品され見事クラス優勝、同年のトリノショーではショーカーとして展示されている。ベースはフィアットの1100Eだが、アバルトのチューンキットが組み込まれ、ウェーバーのツインキャブに換装されている。