TOKYO MOTOR SHOW 2011


久々の東京モーター・ショー。親しいFさんと行ってきました。
今回は、東京ビッグサイトが会場なので、行く気になった方も多かったのかもしれません。平日にもかかわらず、開場前に長蛇の列は「大阪万博」を想起させるほどでしたね。



会場へは「りんかい線*1に乗ったのですが、略称がTWRとは驚き。レーシングカーのオタクが名付けたのだろうか?



この写真は国際展示場駅のホームに続くエスカレーター。なんと手すりベルトが全部VWの広告となっている!


今回の日本車の最高傑作はコレ。

1932 SUMIDA Type M BUS
The first domestically produced small bus.
残念ながらこれを越える日本車のデザインはなかった。
いすゞの前身である石川島自動車製作所(現IHI)の製造。現存する日本製バスで最古のもので、実走できるようフル・レストアされている。



SUZUKI REGINA
Citroen AMIを連想させるデザインが素晴らしい。このまま販売されるなら欲しい1台。もちろんエンブレムは Citroenに、エンジンは FIAT TWIN AIRで。


The Beetleは……。

とりあえず売れるでしょう(笑)。
VWのブースは、実際に買える人が実車を確かめに来ているという雰囲気。



RENAULT CAPTUR
RENAULTの今後のフロントマスクはこれになるのでしょうな。



SUBARU BRZ
トヨタに利用されたスバルの悲劇。このまま消滅する運命なのか?
デザインに何の特徴もない。80年代の新車と言われても違和感はないだろう。


RENAULT WIND Gordini
こちらの方が楽しそう♪



デザインのパクリが問題となった、数年前の上海モーター・ショーではありません。次期センチュリーのコンセプトらしい。





CITROEN DS5
会場で注目を集めていた DS5。コンセプトカーと勘違いしていた人も多かったようだ。車高も写真で見るより低いクルマで、細部にまで凝った造形は必見。C6が導入されていない現在、最もシトロエンらしいデカダンを感じさせるクルマ。“Anti Retro”を強調していた。
お姉さん情報では、来年秋にガソリンが導入されて、ガソリン・ハイブリットは再来年とのことらしい。価格は400万円台後半とのこと。



CITROEN DS4
サイドのプレスラインが魅力的だ。



Abilu氏の御仕事がズラリ。素晴らしい。



RANGE ROVER EVOQUE
お尻が印象的。これは東京で売れそうですなぁ。


久々のモーターショーだったのだが、フィアット・グループの出展が無かったのは残念。会場に華が欠けるものとなってしまった。せめて500ぐらいは展示してもらいたいものだ。日本での戦略に関してズレているとしか思えないのだが。


【蛇足】

日本最大の自動車メーカー“TOYOTA”ですが、自動車ではなくて「ドラえもん」を売りたかったようです(苦笑)。

*1:漢字をひらがなにしてしまう風潮はなんとかならないのか。漢字が読めない馬鹿が多くなったのか?